「俳優」と書いてわざおぎと読みます。古くはわざおき、わざをきと表記しました。
天照大神が天の岩戸にお隠れになったときに、アメノウズメの命が「巧みに俳優をなした」と書かれており、
「手振りや足踏みで面白おかしい技をして、歌い舞い神や人を慰め楽しませる人」
「わざ」とは神のわざ(所作、行為、技)のことで、神がのり移ったような振る舞いをさし、
「おぎ」は招くという意味である。
このことから「俳優(わざおぎ)」とは、神霊を招いておもしろおかしく振る舞いを演じて、なぐさめ、楽しませることをいう。
そこから派生し日本の様々な芸能が生まれたと考えられています。
また、わざおぎは「伶」と書くこともでき、こちらは音楽を奏する人という意味があります。
歌舞伎長唄演奏家 杵屋栄十郎と女優 まるのめぐみ が共同代表として活動をしていく上で、これ以上の名称はないと、2022年3月にに法人化し「合同会社 わざおき」をスタートさせました。
2022年10月、文化庁AFFの助成を受け、法人化して初めての公演をいたします。
10月25日 古事記・三味線 いろはのい